富士通LIFEBOOK A5512/KXの分解

知人よりノートパソコンが起動しないので見て欲しいとのこと。

症状は「起動しない」、しかし予備バッテリーにしたら起動できた。というものでした。

この手の富士通ノートは以前SSD換装で懲りていたのでやりたくない仕事、持ち主には「多分基盤の故障だから修理はできないよ」と伝えておいた。

仕事にならないというので早速新機種を購入、これで安心して分解できるw

まずはバッテリー外します。次に背面にあるネジを全て外します。ネジサイズは全て同じでした。

次にキーボードを外すために電源スイッチ部分のカバーを外します。液晶を開いてサイドから上にずらせば簡単に外せます。

まずはこの細いフラットケーブルを外しておきます。

キーボードは両面テープで接着されています。ゆっくりキーボードを捲り上げると外せます。※写真中央に黒いフラットケーブルがあるので要注意

次にモニターを外します。ここから面倒な作業が続きます。
まずはモニターを固定している3箇所のネジを外します。右側にも同じく3本のネジがあるので外します。

フラットケーブルを外しました。これでキーボードが分離できました。

スピーカーなどのケーブルも全て外します。
モニターを外すとパームレストが外せます。これでだいぶ作業が進みます。

この状態まで来たら電源にアクセスできます。
今回の故障は電源コネクタ部分かと思ったのですが違いました。
コネクタ付近には故障は見当たりません。

そこで目視で不良箇所を探してみました。専門家なら検査用カメラがあるんですが、私には老眼鏡とハズキルーペしかありません。

しかし見つけました!すごいヲレ!コンデンサが焼けている感じです。

もう少し拡大してみます。

と、その前にエタノールをぶっかけて歯ブラシでゴシゴシ

コンデンサ?抵抗?が半分溶けています。周りの部品は緑色に変色しています。
見た感じは緑青が出ている感じ。

プロだったらここから半田で抵抗を付け替えていくのでしょうが私には無理です!

お楽しみはここまでとなりました。

使える部品はパーツごとに外して、使えない基盤などは廃棄となりました。

なんとか復活!と思いましたが残念です。