「JWWで座標を使って敷地図を書いて欲しい」なんて仕事が時々あるんですが・・・
以前土木屋だったときには、数百・数千点の座標を管理して、道路や工業団地造成などやっていました。
いまでは職種が違いますし、その時のシステムもないためにスッピンのJWWを使い、数点の座標を使って作図したりしています。
JWWで座標を使って作図するには、まず座標リストを作ります。
その時注意するのが「測量系のX軸・Y軸は逆になる」のです。
測量屋さんから座標リストをもらったらXとYを入れ替えることを忘れずに。
座標は「スペース区切りのテキスト」形式で保存して下さい。
下記のリストは左がY座標で右がX座標です。
最初か最後に「0.0」の座標を入れると後々便利です。
このリストをデスクトップに保存しておきます。
次にJWWを開き、縮尺を1/500にしてからファイルメニューの「その他」「座標ファイル」を選択します。
1)座標ファイルのメニューでは「m単位読み込み」を押します。
これをしないと面倒なことになりますのでお忘れなく
2)先程デスクトップに保存したリストを指定します。
3)ファイル読込で、画面上に作図します。
この時に、座標リストに入れた「0.0 0.0」が活かされます。
今回のリストでは図枠の遥か右上に目的の図形が作図されます。
左下の赤丸がA3図枠ですから図形を見つけるのは大変ですね。
目的の図形を図枠内に「移動」します。
これが作図された図形です。
思っているのとは随分違うので修正します。
点で作図してくれませんので「接点」を見つけ出し「点」を作図
測点番号や測点間距離を落として作図は完了となります。
もっと単純な区割りであれば作図も簡単ですよ。
【おさらい】
・座標リストはX軸・Y軸を入れ替えた「スペース区切り」のテキストファイル
・JWWでは、ファイルメニュー・その他・座標ファイルから
「m単位読み込み」「ファイル名指定」「ファイル読込」の順番で作図
・接点に「点」を落として測点名等を作図して完了
おおよそこのような流れでJWWで座標作図ができるようになります。